医療機関の職員名乗る不審メール、病院側ではマルウェア感染が確認されず|サイバーセキュリティ.com

医療機関の職員名乗る不審メール、病院側ではマルウェア感染が確認されず



画像:医療法人社団三思会くすの木病院より引用

医療法人社団三思会くすの木病院は2020年12月14日、同院や同院職員を名乗る不審なメールが配信されている事実を明らかにしました。

発表によると、配信されているメールは実在する同院職員を名乗ったり、同院と実際に過去やり取りした文章を引用した形など、複数のパターンが確認されているとのこと。また、メールには不審な添付ファイルのパスワードや不審なURLリンクが掲載されているケースもあると発表。

このため、同院はメールの受信対象者に開封しないよう注意を呼びかけている状況です。

ウイルス感染は確認されず

近年、添付されたWordファイルなどを媒介して感染し、電子メール情報などを引き出してしまうマルウェア「Emotet(Emotet)」が猛威を振るっています。

しかし、くすの木病院は事案発覚後、院内の全端末にウイルスチェックを実施し異常が検出されなかったことから、マルウェア感染を否定。また、院内で扱う電子カルテはネットワークと分離しているため、情報流出の懸念も否定している状況です。

参照【重要】不審なメール(なりすましメール)に関するお詫びと注意喚起/医療法人社団三思会くすの木病院


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