画像:不正アクセスによる個人情報流出に関するご報告とお詫び/ディー・エル・マーケット株式会社より
株式会社ディー・エル・マーケットは2018年12月25日、10月に発生した不正アクセスによる個人情報流出被害について、新たにクレジットカード情報7,741件に流出の可能性があると明らかにしました。
発表は外部専門調査機関2社の調査結果によるフォレンジック調査を踏まえたもの。同社のサーバーが改ざんされ、本来遷移するはずの決済画面とは別の「偽決済フォーム」に差し替えられたことが原因としています。
偽決済フォームによるカード情報流出の可能性
ディー・エル・マーケットによるとカード情報の流出懸念は2018年11月12日、カード決済会社よりカード情報流出の可能性について伝えられたことにより発覚。
同社はこれまでクレジットカード情報の流出は確認されていないとの立場を取っていましたが、外部調査機関に依頼してフォレンジック調査を進めたところ、流出の可能性が浮上し、今回の発表へと至っています。
同社によると、攻撃者は同社サービスのクレジットカード決済画面を偽装した「偽の決済フォーム画面」を用意し、本来の決済画面と差し替えられるように改ざん。サービス利用者が本来の決済画面と誤認して入力したカード情報を、不正に取得していた可能性があるとしています。
被害規模は?
ディー・エル・マーケットによると、影響を受けた可能性があるのは2018年10月17日22時05分~2018年11月12日21時50分に同社サービスでカード番号などを入力した利用者です。
同社によると、期間中に決済が成立し流出の可能性があると判断されたカード情報は最大で7,741件。これとは別に、決済は成立していないものの偽の決済フォームに誘導された可能性のあるデータが最大903件あるとしています。
なお、流出の可能性がある情報は下記の通りです。
- クレジットカード番号
- カード名義人
- セキュリティコード
- 有効期限
参照不正アクセスによる個人情報流出に関するご報告とお詫び/ディー・エル・マーケット株式会社