画像:Cathay Pacific announces data security event affecting passenger data/より
香港の航空会社Cathay Pacific(キャセイパシフィック)は2018年10月24日、不正アクセスを受けたことを明らかにしました。
同社によると、不正アクセスの影響で乗客の個人情報合計約940万件が流出したとのこと。更に一部顧客の情報には、(期限切れではあるものの)クレジットカード情報も含まれていると説明しています。
パスワードの流出はなし
キャセイパシフィックは公式発表において、不正アクセスにより乗客情報のうち、氏名や国籍などの流出を認めています。
流出が懸念される情報
- 氏名
- 国籍
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス
- パスポート番号
- 身分証明書番号
- カスタマーサービスの備考 など
ただし同社はパスワードの流出を否定。また不正アクセスに伴う個人情報の悪用など、二次被害が確認されていないと説明しています。
対応に追われるキャセイパシフィック
キャセイパシフィックは今回の事案に対して、個別に影響を受けた顧客に連絡を行い、自己防衛のための措置を提供することで対応を進めています。また不正アクセスを受けたITシステムについては、主要なサイバーセキュリティ会社のサポートを受けて調査を実施し、ITセキュリティの強化を行う方針です。
参照Cathay Pacific Says Data Breach Exposed Personal Information of 9.4 Million Passengers/Time