サイバーセキュリティーサービスの比較・資料請求サイト|中小企業向けのセキュリティ対策を考える「サイバーセキュリティ」に関する情報メディア。日本の中小企業の情報を守るため、最新のセミナー・人材育成・製品・中小企業向けのセキュリティ対策を考えるサイバーセキュリティ情報サイトです。

セクストーションとは?詐欺の具体例や対策方法について徹底解説

  • LINEで送る


インターネットユーザーの性的な嗜好や経験を悪用して恐喝する「セクストーション」と呼ばれる詐欺行為が蔓延しています。セクストーションの実体はただの迷惑メールですが、性的な映像や画像をばらまくと脅迫することは、人間の心理の隙をついた悪質な行為なのは間違いありません。

この記事ではセクストーションの概要と具体事例、そして対策方法まで徹底解説します。

セクストーションとは

セクストーションとは、SEX(性)にExtortion(ゆすり)を併せた造語であり、「性的なゆすり・脅し」の意味を持つ言葉です。

インターネットには多くのアダルト系コンテンツのWebサイトが公開されていますが、そのようなWebサイトを閲覧したことがない方はいないでしょう。セクストーションは、そのようなWebサイトの閲覧など、「人に知られたくない性的な嗜好や経験」などの心理的な隙に付け込んで脅迫する行為です。

セクストーションは古くから存在していましたが、最近ではメールに加えて、SNS上でのつながりを悪用して、手口が進化・複雑化しています。ITに慣れていない方や、まじめな方ほど、セクストーションによる詐欺行為の餌食となりやすいので注意が必要です。

セクストーション詐欺の具体例

人の心理に付け込むセクストーション詐欺には、いくつかの手口があります。ここではセクストーション詐欺の具体例について3点ご紹介します。

セクストーションスパムメール

1つ目はセクストーションスパムメールです。これは2018年ごろから確認されるようになった、性的な弱みを握っていると脅迫して金銭を要求する迷惑メールです。ポルノ詐欺や脅迫詐欺などと呼ばれることもあります。

セクストーションスパムメールの具体的な内容は以下のようなものです。

  • お前のパソコンの情報を盗み取った。勤務先の会社や住所なども把握している
  • お前がインターネットでわいせつな動画見ているときの姿を録画している
  • 身代金を支払わないのなら、録画した動画をインターネットでばらまく

このように脅しの文句を使って、金銭を要求しようとします。このようなセクストーションスパムメールの特徴として、不自然な日本語が使われていることがありましたが、最近では、日本語が自然なメールも多く、金銭として仮想通貨を要求することも増えてきました。

アダルトサイト閲覧中に偽の警告を表示

ブラウザでアダルトサイトを閲覧しているときに、偽の警告が表示される事例もあります。例えば「警告!あなたのパソコンはウイルスに感染しています」などのメッセージです。ブラウザでアダルトサイトを閲覧しているだけで、マルウェアに感染することは、ほとんどありません。もし本当にマルウェアに感染していたら、パソコンにインストールされているウイルス対策ソフトから警告が発生され、駆除できるはずです。

しかし、このように危機感をあおるメッセージが表示されてしまうと、誰もが不安を感じることでしょう。

もし表示されている偽の警告にしたがってパソコンを操作してしまうと、悪質なソフトウェアを売りつけられたり、インストールしたりするように促されます。このようなソフトをインストールしてしまうと、本当にパソコンが乗っ取られたりしてしまう可能性があるため注意が必要です。

SNSでのオンライン美人局

美人局(つつもたせ)とは男女が共謀して第三者を恐喝または詐欺を行う脅威です。女性が男性を誘惑して、事後に恐い男性が現れて脅迫するという、昔からある脅迫行為です。

インターネットの時代となり、SNSを使ったオンラインでの美人局が登場しています。具体的な手口は以下の通りです。

  • facebookなどのSNSで、きれいな女性のアカウントから友達申請がくる
  • その女性と友達になったあと、LINEなどのアカウントを登録するように促される
  • その女性に誘われてわいせつな写真や動画などを交換してしまう
  • さらにその女性からの指示で、悪質なスマホアプリをインストールしてしまう
  • 悪質なアプリがスマホの保存されている写真や動画、連絡先、個人情報が盗まれてしまう
  • 写真や動画をばらまかれたくなければ、金を払えと要求される

細かな手口の違いはありますが、オンラインでの美人局はこのような手順で行われます。

進化するセクストーションメール

セクストーションメールの手口を知っている方は、このようなメールを受信しても、適切に行動をとれるため、詐欺行為にあう確率は低いでしょう。しかし最近ではセクストーションメールも進化しており、これまでになかったような手法が使われていることが確認されています。

例えば、メッセージのテキストが画像ベースになっているメールなどです。初期のセクストーションメールはテキストがベースであったため、メールソフトのフィルタリング機能などによって、簡単に迷惑メールフォルダに振り分けられてしまっていました。

しかしテキストを画像とすることで、メールソフトのフィルタリング機能をくぐりぬけて、受信者の目に止まりやすく工夫されています。

またセクストーションメールではビットコインなどの仮想通貨を要求することがありますが、そのビットコインのURLがQRコードの画像やPDFとして添付されているケースも確認されています。画像やPDFはセキュリティ対策ソフトでスキャンしても、悪質なものであるかどうかの判別が困難であり、無害なファイルであると診断されがちです。

このようにメールソフトの迷惑メールフォルダへの振り分け機能や、セキュリティ対策ソフトのスキャンをくぐり抜けるようなセクストーションメールが送信されることがあるため注意が必要です。

セクストーションへの対策

ちょっとしたことの心がけが、セクストーションへの対策となります。具体的には以下の2点が重要です。

無視する

セクストーションへの最大の対策は無視することです。勝手にパソコンの中身を盗み取られて、動画や画像が撮影されて攻撃者の手にわたることはありません。「わいせつな動画や画像を入手した」というメッセージは、ほとんどが攻撃者のはったりです。そのためセクストーションメールを受信しても、無視すれば何も被害は発生しません。

パスワードを変更する

セクストーションメールの文面に、自分が実際に使っているパスワードが記載されているケースがあります。このような実際に使っているパスワードを知っていると脅迫することで、メールの受信者を動揺させようとする手口です。

実際に使っているパスワードがメールに記載されていると驚くかもしれませんが、実はそのパスワードは、外部にある何らかのサービスから漏洩したものであると考えられます。セクストーションメールからでは、パスワードが流出した経緯まではわかりませんが、もしメールに記載されているパスワードを現在でも何らかのサービスで使用している場合は、直ちにそのパスワードを変更しましょう。

パスワードを設定する際には、「長い文字列」を設定して「使いまわさない」ことが重要です。

まとめ

この記事で紹介したように、セクストーションはただの迷惑メールに過ぎません。最近ではSNSを利用する手口も増えてきましたが、メールの時と原理は同じです。

誰しもが性的な嗜好や経験を持っているものですが、他人に見られたら困るような動画や画像を送ったことがなければ、根拠のないただの脅迫だとわかるはずです。セクストーションが送られてきても、メッセージを無視して迷惑メールフォルダに振り分ければ、ほとんどのケースで被害は発生しないはずです。



  • LINEで送る

書籍「情報漏洩対策のキホン」プレゼント


当サイトへの会員登録で、下記内容の書籍「情報漏洩対策のキホン」3000円相当PDFプレゼント
(実際にAmazonで売られている書籍のPDF版を無料プレゼント:中小企業向け大企業向け

下記は中小企業向けの目次になります。

  1. 1.はじめに

  2. 2.あなたの会社の情報が漏洩したら?

  3. 3.正しく恐れるべき脅威トップ5を事例付きで
    •  3-1.ランサムウェアによる被害
    •  3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
    •  3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
    •  3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
    •  3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
    •  3-6.内部不正による情報漏洩

  4. 4.情報漏洩事件・被害事例一覧

  5. 5.高度化するサイバー犯罪
    •  5-1.ランサムウェア✕標的型攻撃のあわせ技
    •  5-2.大人数で・じっくりと・大規模に攻める
    •  5-3.境界の曖昧化 内と外の概念が崩壊

  6. 6.中小企業がITセキュリティ対策としてできること
    •  6-1.経営層必読!まず行うべき組織的対策
    •  6-2.構想を具体化する技術的対策
    •  6-3.人的対策およびノウハウ・知的対策

  7. 7.サイバーセキュリティ知っ得用語集

無料でここまでわかります!
ぜひ下記より会員登録をして無料ダウンロードしてみてはいかがでしょうか?

無料会員登録はこちら

SNSでもご購読できます。