ヒープスプレー|サイバーセキュリティ.com

ヒープスプレー

ヒープスプレー(Heap Spray)は、メモリ内のヒープ領域に特定のデータを大量に配置することで、バッファオーバーフローなどの脆弱性を利用して任意のコードを実行させる攻撃手法です。攻撃者は、ターゲットアプリケーションのメモリ管理に関する弱点を突き、悪意のあるコードを特定の位置に配置することで、アプリケーションがクラッシュしたり、攻撃者のコードが実行されたりする状況を作り出します。ヒープスプレーは、特にWebブラウザやプラグインの脆弱性を悪用する際に使用されることが多いです。対策としては、アプリケーションのメモリ管理の改善、アドレス空間配置のランダム化(ASLR)の導入、そしてヒープの保護機能を強化することが推奨されます。


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