PIC(Position Independent Code)は、メモリ内のどのアドレスに配置されても正しく実行できるコードを指します。特に、共有ライブラリやプラグインなどで使用され、メモリのアドレスが異なる環境でも動作可能なため、効率的なメモリ管理が求められるシステムで重宝されます。サイバーセキュリティにおいては、PICはシェルコード(攻撃者がリモートコード実行攻撃を行う際に使用する小型プログラム)に活用されることがあり、攻撃者はこの技術を使ってシステムの特定アドレスに依存しない攻撃を仕掛けることができます。