画像：倉敷中央病院より引用

倉敷中央病院(岡山)は2025年12月15日、心臓血管外科手術に関する測定データを記録した、患者1,162名の個人情報を含むUSBメモリを紛失した事案が発生したと発表しました。

同院によると2025年12月3日、循環器内科・心臓血管外科手術に関する測定データを院内の別部署へ移管する目的でUSBメモリに保存しました。ところが2025年12月4日、USBメモリが所在不明になっていることが判明しました。同院は紛失判明後、関係部署による捜索を行いましたが、公表時点でUSBメモリは発見されていません。

紛失したUSBメモリには、2022年1月～2025年12月までに同院で特定の処置を受けた患者1,162人分の情報が保存されていました。内容は氏名、患者ID、年齢、体重、手術時の検査値、測定波形図、術式などで、住所や電話番号といった連絡先情報は含まれていない、とのこと。なお、、USBメモリには暗号化などセキュリティ措置は講じられていません。

同院は今後、職員への教育の強化により、再発防止を図る方針です。

参照USBメモリ紛失に関するお知らせとお詫び｜倉敷中央病院