紀伊国屋書店不正アクセス、合計9,881件の情報流出懸念|サイバーセキュリティ.com

紀伊国屋書店不正アクセス、合計9,881件の情報流出懸念



画像:株式会社紀伊國屋書店より引用

大手書店の株式会社紀伊國屋書店は2023年12月21日、同社が運用する納品データベースに対する第三者によるサイバー攻撃が発生し、合計9,881件の情報流出懸念が生じたと明らかにしました。

説明によると2023年11月1日、同社が運用する「和雑誌アクセス納品情報サイト」に対する不正アクセス懸念について警察から情報提供がありました。同社が事実関係を調査したところ、「和雑誌アクセス納品情報」のほか「NTERMAX納品管理システム」のデータベース構成テーブル名称を不正取得されたことが判明しました。

同社によると、攻撃者はテーブル名称を窃取したものの、テーブル内容にアクセスした形跡は確認されませんでした。ただし、同社は被害をうけた2サイトに加えて同じサーバーで運用している「Access Web Service System」に格納される合計9,881件の個人情報についても流出の可能性を否定できないと判断。事実の公表に踏み切りました。

同社は現在、不正アクセスの原因となった脆弱性を修正し、セキュリティ強化策を実施しています。今後は各種Webサービス全体し再発防止に努めるとしています。

参照不正アクセスによる、個人情報漏洩の可能性に関するお知らせとお詫び/株式会社紀伊國屋書店


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