画像:福岡県より引用
福岡県は2023年6月1日、県の総務事務厚生課が職員向け厚生事業として実施案内した人間ドック受診者4,884名の個人情報を添付した電子メールを、外部の医療機関に誤送信したと明らかにしました。
福岡県によると、同課では事業委託先のP社から受診者情報のやりとりをしており、P社から提供を受けた受診者データを職員Xが医療機関に提出しました。ところが、提供を受けたデータには本来添付すべきでない情報が含まれていたにもかかわらず、担当者Xは気付かないまま医療機関Aに送信していたとのこと。
誤送信はその後、別の職員Yが確認したことにより判明しました。誤送信データはパスワードが付与され送信先の担当者以外は閲覧できない仕様になっていましたが、ミスを把握した福岡県は対象者らに謝罪。医療機関Aに情報の削除を依頼しました。
福岡県は原因について、「人間ドックに係る受診者データを加工、作成する際の手順の不備及び外部へのデータ送信の際のチェックが不十分だったことが要因」と説明。今後は業務手順の適正化や複数名での内容確認を徹底し、再発を防止するとしています。
参照県職員等の人間ドック受診者情報のデータの誤送信について/福岡県