長野県伊那市は2023年5月、市内の中学校が外部から不正アクセスを受けたことにより、学内生徒の心身やアレルギーに関する要配慮情報が流出したと明らかにしました。
伊那市によると、攻撃者は学校のネットワークに対してサイバー攻撃を仕掛けただけでなく、学内生徒の心身やアレルギー情報144件を含むデータにアクセスしていたとのこと。不正アクセス事案のなかには、攻撃を受けたもののファイルへのアクセスログが確認されないケースもありますが、伊那市に攻撃を仕掛けた人物は対象ファイルにアクセスしたばかりか、ダウンロードしていたことがわかっています。
伊那市が事実を把握したのは2023年5月18日のことで、不正アクセスは約1カ月前から行われていました。市内の他の学校に対する攻撃をも懸念されるため現在、警察に相談しているとのこと。伊那市は今後、再発防止に取り組むとしています。
参照伊那中生徒の個人情報漏えい 電子データに不正アクセス 伊那市教委が発表/信濃毎日新聞デジタル