室蘭工業大学、新たにEmotet感染端末判明|サイバーセキュリティ.com

室蘭工業大学、新たにEmotet感染端末判明



画像:室蘭工業大学より引用

室蘭工業大学は2022年9月2日、同大職員が運用するパソコンがEmotetに感染した影響で認証情報が窃取され、スパムメール拡散が生じた問題について、新たに1名の感染が判明したと明らかにしました。

同大は2022年6月24日に3名の教職員の端末からEmotetが検出されたとして、被害端末にてセキュリティソフトによる駆除を行い認証情報の変更措置を講じていました。その際、被害拡大を抑止するため、全教職員及び全学生にセキュリティスキャンの実施を求めるなど注意喚起も行っていました。

ところが2022年7月11日になり、新たに1名の端末にてEmotet感染が判明。同大が調査したところ、端末からはメールサーバー認証情報が窃取されており、約1,500のスパムメールが送信されたとのこと。

同大はこのため、2022年9月2日付けで続報を発表。構成員に注意喚起を行ったにも関わらず感染が判明した事実について謝罪し、ふたたび再発防止に努めるとしています。

参照マルウェア感染が原因と思われる本学メールアドレスを悪用したメール送信のお詫びについて/室蘭工業大学

※元記事「室蘭工業大学がEmotetと見られるマルウェア感染、不審メール」の続報となります。当時同大は被害者を3名としていましたが、今回の発表では4名に増えています。


SNSでもご購読できます。