美好商会がEmotet感染を発表、不審メールも確認される|サイバーセキュリティ.com

美好商会がEmotet感染を発表、不審メールも確認される



画像:株式会社美好商会より引用

株式会社美好商会は2022年6月8日、同社が業務に使用しているパソコン1台がEmotetに感染した事を公表しました。

同社によれば、社内外に同社の実在従業員を名乗る不審メールが発出されており、専門家に調査を依頼したところ、Emotet感染が判明したとのこと。同社は原因となったEmotetは直ちに削除しましたが、既に流出した情報やこれを利用した不審メールを止める術はなく、複数確認されている状況です。

同社はこのため、関係先に不審メールを開封しないよう注意を促し、謝罪しました。

セキュリティ機関も注意喚起、EmoCheckの新バージョン公表も

Emotetは春頃に一度終息の気配を見せましたが、2022年5月ごろより再び感染被害が増加に転じ、既に多くの企業が感染を発表しています。

IPAやJPCERTなどもEmotet被害に対する注意喚起するほか、JPCERTでは無料公開中のEmotetに特化した検出ツール「EmoCheck」を2022年5月27日にバージョンアップするなどの対応を実施。各セキュリティ機関も対策に動いています。

参照エモテット(マルウェア)感染のお知らせとお詫び/株式会社美好商会


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