JPCERT/CCがEmoCheck 最新バージョン「v2.3」を公開|サイバーセキュリティ.com

JPCERT/CCがEmoCheck 最新バージョン「v2.3」を公開



画像:JPCERT/CCより引用

JPCERT/CCは2022年5月20日、Emotet感染チェックツール「EmoCheck」の最新バージョンである「EmoCheck v2.3」を公開しました。

EmoCheckは、JPCERT/CCが無料で公開しているもので、調査対象の端末で実行するだけで感染確認を行える、シンプルで使いやすいツールです。JPCERT/CCは開発者向けのソースコード共有サイト「Github」にて無料で公開しており、多くの企業で利用されています。

JPCERT/CCによると、最新バージョンとなる「EmoCheck v2.3」は前バージョンから更に検出方法を追加したものです。新たに確認されたEmotetを含め、より多くのパターンに対応が可能となっています。

企業にとって深刻な存在

Emotetは2022年に入り感染を急拡大しているマルウェアです。

主になりすましメールを媒介として感染することで知られており、感染した端末に記録されているメールアドレスやメール情報を盗み出し、これらを引用した形のなりすまし行為に及ぶため、多くの被害者を生んでいます。

Emotetの脅威は企業において深刻です。感染による情報流出だけでなく、取引先や顧客に対してなりすまし行為を働くため、信用に傷がつきかねません。

参照マルウェアEmotetの感染再拡大に関する注意喚起/JPCERT/CC


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