画像:個人情報保護委員会より引用
個人情報保護委員会は2022年1月18日、委員会事務局が意見募集手続の結果をウェブ掲載する際にミスを起こし、誤って意見者12名の氏名および所属先が流出したと明らかにしました。
情報によると、発生日は2022年1月7日で、流出の原因は担当者による確認不足によるものです。委員会では意見募集手続の結果をウェブ掲載する際、本来は個人名等を伏せた形で掲載するものとしていましたが、確認を怠ったまま掲載したとのこと。委員会のホームページは誰でも閲覧できるため、情報が流出した形です。
同委員会はこのため、被害を受けた12名に連絡を取り謝罪するとしています。ただし、記事発表時点で被害者のうち1名とは連絡がついていない状況です。
拓策発表するも批判相次ぐ
個人情報保護委員会は流出の発生に伴い、今後はウェブ掲載予定の資料を扱う際、公開対象となるファイルを作業ファイルとは区別した環境で扱うと発表しました。
また、流出の原因が確認不足にあることから、今後はウェブ公開前に複数名での内容確認を徹底すると発表。再発防止策を明確にした形です。
ただし、個人情報保護委員会は情報流出が発生した際、各組織から報告を受ける立場にある組織です。このため、SNS等で同委員会への批判が相次いでいる状況です。