ショップ「Explorer」に脆弱性、206名のカード情報流出か|サイバーセキュリティ.com

ショップ「Explorer」に脆弱性、206名のカード情報流出か



画像:有限会社エクスプローラーより引用

有限会社エクスプローラーは2021年9月27日、同社が運営する服飾関係オンラインショップ「Explorer」が何者かの不正アクセスを受けたと明らかにしました。

エクスプローラー社によれば2021年2月8日、決済代行会社よりExplorerからのカード情報流出の懸念について連絡を受けたとのこと。同社が事実関係を明らかにするため調査を進めたところ、2020年8月31日~2021年2月8日の期間中にExplorerにてカード決済したユーザー206名のカード情報について流出の危険性が生じていると明らかになりました。

エクスプローラー社が明らかにしたところによると、原因はExplorerに内在していたシステム上の脆弱性です。同社はカード決済機能を停止した上でサイト自体も閉鎖しリニューアルしましたが、既に攻撃者は脆弱性を利用し決済機能の改ざん行為に及んでおり、対象期間中に入力されたデータの流出リスクは止めようがない事態に陥りました。

対応準備整えるため公表遅れる

有限会社エクスプローラーは流出リスクの指摘を受けてから被害ユーザーに公表するまで、およそ7か月もの期間を置いています。

同社は流出リスクの公表が遅れた理由として「対応準備を整えていた」と説明しています。すなわち、本来ならば懸念が判明した時点での公表が望ましいものの、被害状況の把握や社内での対応準備が整わないまま公開したことにより生じる混乱を避けるための判断であったと説明しています。

なお、同社は被害が懸念されるユーザーに連絡を取り、注意を促すとしています。

対象となるユーザー 対象期間 対象件数 対象の情報内訳
期間中に被害サイトでカード情報を入力したユーザー 2020年8月31日~2021年2月8日 206名 カード名義人名・カード番号・カード有効期限・セキュリティコード

参照弊社が運営するオンラインサイト「Explorer」への不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ/有限会社エクスプローラー


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