コロナ感染者情報をホームページに誤掲載|奈良県|サイバーセキュリティ.com

コロナ感染者情報をホームページに誤掲載|奈良県



画像:奈良県より引用

奈良県は2021年1月15日、県ホームページの更新作業中にミスが発生し、新型コロナウイルス感染者の調査情報を、誤ってホームページ上に公開したと明らかにしました。

県が明らかにしたところによると、担当した職員は2021年1月14日、報道発表の資料をアップロードしようとしていました。ところが、作業中にミスが発生し、誤って同時刻に作成された新型コロナウイルス感染者の調査情報をアップロードしたとのこと。問題の資料は2021年1月14日16時40分から約5分公開された後、削除されました。

奈良県では誤掲載を防ぐために、編集者と承認者をそれぞれ別のIDにしていましたが、担当者は手間を避けるためか承認用のIDで作業し、ダブルチェックを潜り抜けていました。県は今回の誤掲載が、こうしたダブルチェック作業を怠った末の誤掲載として、対応を進めているとのことです。

接触者など7名の情報も流出か

奈良県によると、今回誤掲載された情報は、感染者1名の氏名や、住所や勤務先などのほか、PCR検査の結果なども含まれていました。
また、情報には行動調査や接触者の情報も含まれていたため、感染者とは別に7名・2社の情報も掲載されたとしています。

このため、奈良県は事案発覚後、問題の調査情報を県ホームページから削除。感染者や接触者に謝罪した上で、今後はホームページにアップロードしたファイルの確認を行うほか、編集者とは別の確認者が承認用IDでチェックするよう徹底するとしています。

参照県ホームページにおける感染者情報の誤掲載の事案発生について


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