ファックス番号記載間違いでコロナ入院患者2名の情報が外部流出|群馬県|サイバーセキュリティ.com

ファックス番号記載間違いでコロナ入院患者2名の情報が外部流出|群馬県



画像:群馬県より引用

群馬県は2021年1月11日、新型コロナウイルス感染により入院手続を進めていた患者2名の個人情報の伝達業務にて誤送信したことにより、患者の住所や電話番号などの情報が無関係の第三者に流出したと明らかにしました。

発表によれば、誤送信の原因は医療機関側のファックス番号の記載間違い。

患者居住地を管轄する保健所は医療機関からファックス番号の通知を受けていましたが、2021年1月9日に患者の住所や電話番号などを記したファックスを送信したところ、医療機関ではなく個人の第三者宅に送信されていた事実が判明。

県が原因を確認したところ、医療機関側が保健所にファックス番号を伝達する際、別の番号を通知していた事実が明らかになったととのことです。

通知手段を変更して対策

群馬県は今回の事案を受け、誤送信先にデータの削除を要請したほか、被害者に謝罪を実施しています。

具体的には、誤送信先を直接訪問して謝罪した上で、流出した情報が印刷されていない事実を確認し、該当データを削除。また、被害者側には入院先医療機関を訪問し、同院の責任者とともに謝罪するなどしています。

なお、同県は今後の再発防止策として、通信手段の変更を発表。今後はパスワード付ファイルを電子メールに添付し送信することで、流出を防いでいくとしています。

参照県内保健所における個人情報の第三者への誤送信について


SNSでもご購読できます。