画像:三菱電機株式会社より引用
大手電機メーカーの三菱電機株式会社は2020年11月20日、同社が利用するクラウドサーバーに対する外部からのサイバー攻撃が発生したことにより、同社と取引関係にある一部の国内企業や個人事業主の金融口座情報について、情報が外部流出した事実を確認したと明らかにしました。
発表によると、同社は2020年11月16日、被害を受けたクラウドサービス上に通常と異なるアクティビティを検出したとのこと。同社がこれを調査したところ、外部からの不正アクセス事案であると判明したとしています。
同社によると、攻撃者の手口や原因等は調査中で、今後明らかにしていくとのこと。同社は2020年1月にも外部からの不正アクセスを受けていますが、今回確認された不正アクセスは攻撃方法が異なるため、調査に時間を要するとの見通しを示しています。
金融機関情報の被害件数は8,635件か
三菱電機によると、今回の不正アクセスにより流出した情報は、同社と取引関係にある企業や個人事業主の支払銀行口座情報、合計8,635件です。
流出した情報の内訳は、取引先名称、住所、電話番号、代表者名、金融機関名、口座番号、口座名義などが該当するとのこと。このため、同社は被害者らに対し、個別に連絡する方針を発表したほか、問い合わせ専用窓口を設け対応に当たるとしています。