画像:個人情報が記録されたUSBメモリの紛失について/大阪府より
大阪府は2020年5月7日、府内の公立高等学校に所属する教員が、生徒の個人情報360件を記録したUSBメモリを外部で紛失した可能性があると明らかにしました。
府の説明によれば紛失に関わった教員はテレワークの必要性から、同校に所属する3年生の生徒情報を私物のUSBメモリに記録。ところがその後、校務の必要性から学外に出張したところ、USBメモリの所在がわからなくなっていることが判明したというものです。
その後、教員から管理職にUSBメモリの紛失に関する報告が寄せられたため、同校に所属する複数の教員による捜索活動が進められましたが、記事発表時点でUSBメモリの発見には至っていないと説明しています。
個人情報の運用ルールに違反し流出
今回の紛失事案は、教員が校内で定められている個人情報の運用ルールに違反したため、発生したと見られています。
情報によれば、同校は原則としてUSBメモリなどの外部記憶媒体に、個人情報を保存してはいけないルールが定められていました。このルールはテレワークの実施においても変更させれておらず、教員側がルールに違反した形です。
そのため、同校では今後、私物の外部記憶媒体を利用した個人情報の保存禁止や持ち出し禁止を徹底すると発表。合わせて、今回発生した事案を各職員間で共有するため、研修を実施する考えを明らかにしています。