画像:教職員に対する懲戒処分について/京都大学より
京都大学は2020年3月31日、同大学iPS細胞研究所に所属する教授の研究室で機密情報などを不正に閲覧するなどしたことにより、同研究所に所属する非常勤教職員を懲戒解雇処分にしたと明らかにしました。
情報によれば、問題の非常勤職員は50代の女性職員。研究所内の教授の研究室内に大学に無断で監視カメラを設置したり、供述の電子端末内のメール履歴を閲覧したとのこと。また、教授のデスクから持ち出した機密ファイルを隠れてスキャンし返却するなど、複数の不審な行為が確認されています。
発覚し削除を命令受けるも、従わず
大学によれば、女性職員の盗撮や不正閲覧は、行動を不審に感じた別の職員が調査したことにより、判明しました。大学側はこれを受け、女性職員に盗撮データなどの削除を指示しましたが、女性職員はこれに従わず、所内の教職員がアクセスできる共有フォルダにデータを保持し続けていたとのこと。そのため、大学側は女性職員の懲戒解雇処分を決定しました。
ただし、女性職員の動機は、現時点で明らかになっていません。大学側は今後、刑事告訴も視野に入れていると発表しています。