画像:県職員を装った「なりすましメール」に御注意ください/千葉県より
千葉県は2020年1月22日、Emotet感染を狙ったものと思われる、県職員を名乗る不正メールが確認されたと明らかにしました。
県によると2020年1月17日、県内企業から「県職員から不審なメールが届いた」との連絡が入り、インシデントの可能性が浮上。確認を進めたところ、県職員を名乗って請求書や入金通知を装ったメールが見つかり、マルウェア「Emoet(Emotet)」による、なりすましメールと判明しました。
県庁内には感染なし
千葉県は庁内システムのマルウェア感染を否定しています。説明によると、事案発生後に庁内システムを再点検したが、マルウェアに感染した証跡が確認されなかったとのこと。また、見つかった不正メールは県職員の氏名や県のドメインを記載しているが、県の正規アドレスとは異なるものとしています。
こうした事情もあり、千葉県はメールの拡散こそ事実であるが、メールは同県から流出したものではないとの見方を示しました。同県は今後の対策として、県警と情報共有し、対策協議を進める方針です。
参照県職員を装った「なりすましメール」に御注意ください/千葉県