Emotet感染後、取引先などに不審メール発生│株式会社シナネンゼオミック|サイバーセキュリティ.com

Emotet感染後、取引先などに不審メール発生│株式会社シナネンゼオミック



画像:弊社および弊社グループになりすましたマルウェア感染に伴う不審メール発生に関するお詫びとお知らせ/株式会社シナネンゼオミックより

株式会社シナネンゼオミックは2019年12月17日、社内グループで使用しているパソコン端末がマルウェア「Emotet」に感染したことにより、社内関係者および取引先に不正メールが送信されていると明らかにしました。

同社によると2019年12月16日、同社グループ会社の事務処理用パソコンが、添付ファイルつきの不正メールを受信。担当者が開封したところ「Emotet」に感染してしまい、情報流出や迷惑メール被害の危険性が生じていると説明しました。

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2019.11.12
近年、企業や組織を狙ったサイバー攻撃が増加する中、特に注目されているのがEmotet(エモテット)と呼ばれるマルウェアです。エモテットは、メールの添付ファイルやリンクを通じて感染を広げ、機密情報の窃取や他のマルウェアのダウンロードを行います

隔離対応進めるも被害が発生

シナネンゼオミック社はEmotetへの感染確認後、2019年12月16日中に該当端末をネットワークから隔離する対応を取りました。しかし16日夕方から、社内関係者および一部の取引先のアドレスに、「賞与支給届」、「請求書送付のお願い」などのタイトルが付された不審メールが届くなどの被害が確認されました。

同社は今後、外部流出の有無などの詳細を調査すると発表しています。

参照弊社および弊社グループになりすましたマルウェア感染に伴う不審メール発生に関するお詫びとお知らせ/株式会社シナネンゼオミック

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