画像:個人情報が記録されたCD-ROMの紛失について/大阪府より
大阪府家庭支援課は2019年2月8日、大阪府にある児童養護施設等にて入所児童らのレセプト情報(診療報酬請求明細書)合計44件が記録されたCD-ROMを紛失したと明らかにしました。
CD-ROMは郵送により届けられ、非常勤職員がロッカーにて保管していたとのこと。記事発表時点でも発見には至っていませんが、CD-ROM自体にセキュリティ対策が施され、外部からの読み取りは困難なものと説明しています。
複数名が使用するロッカーに保管
CD-ROMを2018年10月10月に受領され、ロッカー内に保管されていました。ところが2018年11月9日に確認した時点で、なくなっていることが判明。紛失した職員は支払い業務担当の職員に報告し、施設内の捜索を進めたものの、発見には至っていません。
家庭支援課は紛失の原因について、
- CD-ROMを保管していたロッカーは複数名が使用しており、他の職員が他の書類と混在させた
- CD-ROM自体が適正な場所に保管されていなかった
上記のように、複数の可能性が考えられると説明しています。
個人情報の取扱い指針をルール化
家庭支援課は今回のインシデントを受け、個人情報の取扱い体制の強化を進める考えを示しています。
具体的には、
- CD-ROMやUSBなど外部記憶媒体の管理簿の記載を徹底
- 記憶媒体の定期的な所在確認を実施
- ディスクの保管場所を担当職員のみが使用するロッカーに変更
上記のような施策を発表しています。