メール送信の設定ミスで合計61名分のアドレスが漏洩、神戸市産業振興財団|サイバーセキュリティ.com

メール送信の設定ミスで合計61名分のアドレスが漏洩、神戸市産業振興財団



画像:神戸起業操練所より

神戸市産業振興財団は2018年6月21日、同財団の組織である「神戸起業操練所」にてメール設定のミスによる情報漏洩が発生したことを明らかにしました。

同財団によると、今回の送信ミスにより合計61名分のメールアドレスが流出。関係者にメールにて謝罪を行うと共に、事案の経緯を説明しています。

事案の経緯は?

今回の事案が発生したのは2018年6月20日、担当者がビジネスマナー・交流会の案内をメール送信する際に発生しました。

複数名の外部の相手にメール送信を行う場合、通常は受信者同士によるメールアドレスの共有が行われない「Bcc」を用います。しかし、今回の事案では操作を誤り、「To」にて送信を行ったとのこと。これによりメールアドレスの共有が行われ、情報漏洩が確定しました。

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再発防止策は?

財団側は今回の事案について、「会員の皆さまにメールを配信する際の事務作業について、慎重さを欠いたことが原因」と説明しています。また、再発防止策としてメールチェック体制を強化した上で、個人情報の取扱いに細心の注意を払うと言及。

ただし、メール設定に対するリテラシーや、個人情報に対する意識の在り方もビジネスマナーの1つ。今後の対策の実施状況は、同財団の信用に関わる問題です。

参照「神戸起業操練所」運営にかかるメールアドレスの誤送信について/神戸市


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