画像:国立環境研究所より
国立研究開発法人の国立環境研究所は2018年6月4日、メールアドレス誤送信により情報漏洩が起きた事を発表しました。
同研究所がウェブサイト上に掲載した内容によると、ウェブサイト更新に関するニュースレターを送信する際に、「Bcc」で送信すべきところを「To」送信したとのこと。
送信先はいずれも国及び地方公共団体職員の業務用アドレス宛て。流出したメールアドレスの件数は合計134件と発表しています。
事案の概要は?
今回の事案は、メールアドレス送信時に送信方法を誤ったことが直接の原因です。
同研究所によると、担当者がサイト充実のために協力している国や地方自治体宛にニュースレターを送信する際に、「To」設定で行ったとのこと。メールアドレスは送信先職員が所属する公用共有アドレスや、公用個人アドレスばかりですが、「To」設定のため開示状態で送信したことにより、流出が発生しました。
非常に頻度の高い流出
送信設定のミスによる情報漏洩は、過去多くの事案が起きています。
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2018年においても、医療機関や教育機関などで流出が多発しており、最も注意すべきインシデントの1つです。
同研究所は今後、複数名によるチェック体制を取る旨、説明を行っています。