委託先アルバイトが患者情報を不正入手し拡散も│東京都立病院機構|サイバーセキュリティ.com

委託先アルバイトが患者情報を不正入手し拡散も│東京都立病院機構



画像:東京都立病院機構より引用

東京都立病院機構は2025年8月22日、同院委託先企業のアルバイト職員が患者の個人情報を不正に利用・漏えいしていたと発表しました。

病院によると委託職員は2025年8月9日、診療申込書から患者の電話番号を入手し、私的にメッセージを送付しました。病院は問題を把握していませんでしたが2025年8月15日、患者から病院へ「病院職員を名乗る者からLINE連絡を受けた」との問い合わせがあり、調査の結果、委託職員による行為が確認されました。病院はその後、2025年8月18日には電話で謝罪しましたが、今度は2025年8月19日の再度の聞き取りで第三者への情報共有が判明。2025年8月21日に病院と委託先企業が直接患者に謝罪しました。

同院は今後、再発防止策として、医療従事者向けの個人情報保護研修の強化や、法令に基づく責任や罰則の周知を含む実効性の高い教育を実施する方針を決定。委託業者内で統括責任者と従事者が相談しやすい体制を整備し、情報管理体制を強化すると発表しました。

参照東京都立大久保病院・委託職員による個人情報の事故について|東京都立病院機構

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