画像:北海道大学大学院より引用
北海道大学大学院 情報科学研究院は2025年12月2日、何者かが同大学院の研究室に侵入した外部の人間にパソコンが操作され、過去に研究室へ所属していた学生の個人情報が持ち去られた可能性があると発表しました。
事案は2025年10月6日の夜間に発生しました。発表によると、研究室の学生が帰室した際、見知らぬ学生風の人物が作業中によりログイン状態にあったパソコンを操作している姿を発見。侵入者は「使用している学生から操作を頼まれた」と説明し、そのまま建物から立ち去りました。発見した学生が教員に相談し、パソコンを詳しく調査した結果、内部に保存されていた歴代所属学生の情報をまとめたデータファイルがダウンロードされ、USBメモリが接続されていたことが判明しました。
持ち去られた可能性のある情報は、研究室に過去所属した学生の氏名、卒業・修了・中退年度、学位、就職先などです。対象は複数の研究室・年度にまたがり、合計106名に及ぶ、とのこと。ただし、公表時点で情報が外部へ流出した事実や不正利用は現時点で確認されていません。
研究院は再発防止策として、教職員や学生への注意喚起やファイル管理やパスワード付与の徹底を進めています。また、研究室の入室管理強化やパソコンのロック設定、共有ドライブのアクセス権限見直しなど、物理・技術両面での対策を発表しています。





















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