高度な個人情報であるマイナンバー、基本的にはマイナンバーの情報は外部に持ち出すことはせず、安全管理措置に基づいて厳重に管理する必要があります。
とはいっても、業務上、どうしても行政手続きなどで持ち出す必要があるケースがあります。

読者の皆さんを脅かすようですが、この高度な個人情報を持ち出すことは一歩間違えば、大変な漏えい事件に発展しかねません。
しかし、マイナンバーはそれぐらい気をつけて扱うべき情報なのです。

では、マイナンバーを持ち出す際には具体的にどういったことに気をつけるべきでしょうか。
今回は利用すべきデバイスに焦点を当てて、この問題の解決策を一緒に見ていきましょう。

マイナンバーの取り扱いについて

マイナンバー情報の取り扱いに際しては、政府から守るべきガイドラインが示されています。

この中で、マイナンバーを扱う事業者は「安全管理措置」を守ることで情報の確実な保全・管理を行って、漏えいを防ぐことが求められています。
詳細は省きますが、「安全管理措置」に書かれていることは、人的・物理的両面からの守るべき対策です。

さて、これを基に考えてみるとマイナンバーには持ち出すことによって発生する3つのリスクがあります。

3つのリスクとは

  1. 紛失・盗難による個人情報漏えいのリスク
  2. 漏洩にともなって犯罪等に悪用されるリスク
  3. 持ち出しのためにコピーした結果、情報ファイルが増え、流出の危険性が増す

情報を持ち出す際は、USBメモリーなどの媒体に入った状態であったり、PCに入れて持ち運んだりするケースがあります。

しかし、いずれにしろ電車の中やレストランなどに置き忘れる。
悪意を持った人間による盗難に遭うなどといったリスクがあります。
いったん個人情報が漏えいしてしまうと、デジタル情報なので簡単に複製されてしまい、ほぼ回収は不可能となります。

また、マイナンバーは将来的に年金や金融機関などの情報といった高度な個人情報と結びつけられる予定になっており、そういった意味でも情報価値の高いものです。
したがって、情報は需要が高く、高値で取引されると思われます。
こういった情報は2のように犯罪などに利用される恐れもあります。

例えば医療や年金の不正受給、クレジットカードなどの不正利用などの危険性があります。

最後に3ですが、ここが忘れがちです。
少し考えてみて下さい。ファイルを持ち出すということは、例えばファイルサーバからUSBメモリーにコピーするということです。
コピーした時点でファイルサーバに1つだけあったファイルが2つに増えるわけです。
ただでさえマイナンバーの含まれるファイルは厳正に扱われるべき高度な個人情報です。
そんな情報が1つ存在するだけでも、非常に慎重な管理が要求されるのに、それが2つに増えるのです。これは大変なリスクです。
さらに3つ4つと増えるととても管理など出来るレベルを超えてしまいます。
したがって、マイナンバーの情報を持ち出す際は、以下のことに気をつける必要があります。

気をつけるべき3つのポイント

  1. 媒体を自分の身体から離さない(電車の棚等に置かない)
  2. 持ち出した媒体からデータを再度コピーなど二次複製をしない
  3. CD-ROMなど物理破壊出来るデバイスが望ましい

ここで掲げたことは、基本的に重要な情報を自分の手元から離して持たないという情報セキュリティ上よく言われる対策に加えて、持ち出した情報から2次的に情報が広がっていかないように注意する内容です。

つまり、元のオリジナルを使って持ち出した情報の取り扱いには注意出来ていても、持ち出した情報からさらにコピー複製されていた場合、どこかの段階で管理が行き届かなく恐れがあります。

持ち出した情報はその一世代だけのもので、二世代、三世代と複製しない。
そして持ち出す場合はCD-ROMなどで行い、不要になれば物理破壊して廃棄する。
これによりリスクが大幅に低減できます。

おわりに

マイナンバーは非常に高度な個人情報です。
一旦漏えいしてしまうと取り返しがつきません。
基本的には持ち出すべきではありませんが、どうしても必要にかられて持ち出す場合は、今回紹介したことをしっかりと守り、漏えい事故の無いように心がけましょう。



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