画像:北九州市より引用
北九州市(福岡県)は2024年7月26日、精神科等に通院する市民が利用する自立支援医療制度の利用者名簿データ約1万件を記録したCDを紛失したと明らかにしました。
北九州市によると2024年7月10日、担当職員が請求書とCDを封筒で受領し、支払処理後、封筒を廃棄しました。ところが2024年7月23日、受領したはずのCDがなくなっていることに職員が気付き、捜索したものの発見には至らず。翌日2024年7月24日、職員が北九州市に報告したことにより、事態が判明しました。
北九州市によるとCDには自立支援医療制度の利用者の氏名、年齢、生年月日、性別、医療機関コード等をまとめた情報約1万件が記録されていました。紛失の原因については、封筒と一緒に誤廃棄した可能性が高いとのこと。また、CDにはパスワードによるセキュリティが設定され、公表時点で個人情報流出に係る被害の報告も確認されていないとしています。
北九州市は今後、封筒受領時は複数の職員で確認するほか、担当者は外部記憶媒体を受領した場合、ダウンロードや保管処理を当日中に行うよう徹底すると発表しています。
参照自立支援医療(精神通院医療)受給者の個人情報の紛失について