画像:帝京平成大学より引用
帝京平成大学は2023年8月18日、同大がキャリアカウンセリングを委託している事業者に所属するカウンセラー1名が業務上取得した個人情報を不適切に取扱い、最大807名の個人情報に流出懸念が生じたほか12名の個人情報が第三者に流出したと明らかにしました。
帝京平成大学によると、委託先のカウンセラーは同大千葉キャンパスの就職支援室で学生のキャリアカウンセリングを担当していました。ところが、カウンセリング業務で使用した学生の個人情報を含む手書きメモの一部を持ち帰り裏書として使用し、これを飲食店で紛失していたとのこと。
流出はメモを取得した第三者が個人情報の流出に気付き、帝京平成大学に連絡したことにより判明しました。同大が確認したところ、メモに記述された個人情報は学生に関するもので、流出が確定した形です。
同大は第三者に取得され流出が確定した12名および手書きメモの現物が確認できないもの807名について、個別に連絡を取り謝罪しました。公表時点で流出した情報が第三者に不正利用されるなどの事実は確認されていないとのこと。大学は今後、情報セキュリティ体制の強化に努め再発を防止するとしています。
参照キャリアカウンセリングにおける個人情報の不適切な取り扱いに関わるお詫びならびにご報告/帝京平成大学