名大教職員のアカウントが不正アクセス被害、不審メールや情報流出の懸念|サイバーセキュリティ.com

名大教職員のアカウントが不正アクセス被害、不審メールや情報流出の懸念



画像:名古屋大学より引用

名古屋大学は2023年4月28日、同大統合サーバサービスにて運用管理されている複数の教職員用メールアカウント2件が第三者によるサイバー攻撃を受けたと明らかにしました。

同大によれば、不正アクセスを受けたのは同大教員および職員各1名のアカウントです。攻撃者はいずれのアカウントも乗っ取り後、該当アカウントのメールアドレスから大量のスパムメールを発信しているとのこと。さらにアカウントには講義受講者や大学関係者など合計約450名の個人情報が記録されており、攻撃者が閲覧可能な状態にあったことが判明しました。

名古屋大学は不正アクセス判明後、ただちにアカウントロックおよびパスワード変更し接続元を遮断しました。公表時点で情報が流出したと見られる動きはありませんが、情報流出を完全に否定することは難しい状況。同大は事案発生後、対象者に謝罪し、多要素認証の導入など再発防止に努めるとしています。

参照名古屋大学への不正アクセスによる個人情報の漏えいについて/名古屋大学


SNSでもご購読できます。