画像:大阪府より引用
大阪府は2022年8月15日、府立高津高等学校で実施したウェブアンケートについて設定ミスが発生し、問題発覚までにアンケートに回答した学生や保護者240名の個人情報が流出したと明らかにしました。
大阪府によれば、アンケートフォームは教員Aが作成したもので2022年6月23日、同校1年生・保護者を対象に実施されました。ところが、教員Aは不注意から入力後に「前の回答を表示」ボタンを押すと前回答者の一覧が表示される設定に気付かないまま、アンケートを公開。
これにより、先に回答した学生・保護者の個人情報を後の回答者に表示される事象が発生。2022年7月20日、問題に気付いた保護者から教員Bに指摘が入り、Bが教頭に報告したため、Aのミスが判明しました。
複数名確認で再発防止と発表
大阪府によると、府立高津高等学校では問題発生後に急遽、アンケート設定の修正を実施しています。
しかしながら、修正までに240名が回答しており、対象者の情報が別の回答者に閲覧された可能性が生じています。なお、アンケート内容は同校の校務処理システムに関するもので、回答内容のほか、氏名や住所、連絡先などの個人情報が記載されていました。
大阪府は事案を受け、ウェブフォームを利用する際は、複数名で入力時から回答完了後までの動作確認を行うなどの施策を講じ、再発を防止するとしています。
参照府立高校が作成したウェブフォームでの個人情報の流出について/大阪府