子会社の配信システムに不具合でアドレス流出、南海電気鉄道株式会社|サイバーセキュリティ.com

子会社の配信システムに不具合でアドレス流出、南海電気鉄道株式会社



画像:南海電気鉄道株式会社より引用

南海電気鉄道株式会社は2022年7月2日、同社の子会社である株式会社Every Buddyが受託事業に関連して発信した電子メール配信システム不具合が発生し、ウェブサイト会員1,408名のメールアドレスが閲覧可能な状態のまま送信したと明かにしました。

南海電気鉄道社によれば、Every Buddy社は寺内株式会社が主催するイベントの企画・運営業務を受託しており、ウェブサイト会員に向け電子メールを発信しました。ところが、外部メール配信用に使用したソフトウェアに不具合があり、本来ならば「Bcc」形式となるべきところを「To」に設定する事態が発生したとのこと。

メール配信は合計1,408名を100名単位のグループで区切り分割送信する仕様になっていましたが、不具合によりグループ間でアドレスが流出。ミスに気付いた同社は謝罪し、メールを削除するよう依頼しました。

システム側の作業ミスにより流出か

南海電気鉄道株式会社は誤送信を招いたシステム不具合について、原因はメール配信機能導入時の開発者の作業ミスによるものと説明しています。

同社はこのため、メール配信機能の開発元に連絡を取り、改善を指示。開発元からシステム開発時にダブルチェックを実施し、同様のトラブルを防ぐ旨報告を受けています。

なお、Every Buddy社は今後、全従業員にメール配信作業に関する再教育を実施すると発表。人的な確認機能も強化し再発を防止する考えです。

参照株式会社 Every Buddy による、一斉送信におけるメールアドレスの誤送信について(ご報告)/南海電気鉄道株式会社


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