委託先従業員がワクチン接種情報を不正流出、仙台市|サイバーセキュリティ.com

委託先従業員がワクチン接種情報を不正流出、仙台市



画像:仙台市より引用

仙台市は2022年5月18日、市が民間企業に委託している新型コロナウイルスワクチン接種事業の事務センターにて、委託先企業の所属している従業員が第三者に接種者情報を流出していたと明らかにしました。

仙台市の説明によると、同事業の委託先は人材派遣業などを手がけるキャリアリンク株式会社です。問題の従業員は2022年1月~2022年2月にかけ市のワクチン接種進捗管理システムを業務以外の目的で特定個人の情報を不正に検索し、第三者に伝達していたとのこと。

事案発生時点、仙台市は流出を把握していませんでしたが、2022年5月11日に入り、受託事業社が流出被害を受けた個人の親族から情報流出に関する通報を受けたことにより発覚。翌日2022年5月12日には従業員が不正使用を認めたとしています。

委託先に厳重注意、被害者家族に謝罪

仙台市は情報流出の発生を受け、委託先事業者とともに被害を受けた個人の親族に謝罪しました。また、委託先事業者に対しては口頭で厳重注意を行うとともに、システムの適正な利用および個人情報の取扱に関して指導を行い、再発を防止するとのこと。

なお、流出に関わった従業員は就業規則違反等により雇用期間契約終了しています。

参照新型コロナウイルスワクチン接種事務センターにおける情報システムの不正使用の発生について/仙台市


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