画像:岡山県医師会より引用
公社団の岡山県医師会は2022年4月1日、医師会のサーバーが何者かの不正アクセスを受け、メールアドレス最大1,705件が流出した可能性があると明らかにしました。
説明によれば、不正アクセスが発生したのは2022年3月31日のことで、攻撃を受けたサーバーはウェブサイト運用に使用していたとのこと。このため、サイトで受け付けている生涯教育申請に入力されたメールアドレスについて、流出リスクが生じています。
岡山県医師会によれば、医師会では不正アクセス判明後、攻撃元のIPアドレスを遮断し、原因の修正対応を進めています。今後は被害が懸念される申請者について個別に連絡を取り、謝罪するとしています。
増加懸念されるサイバー攻撃
サイバー攻撃は毎年のように増加している犯罪ですが、2022年は特に被害拡大が懸念される状況です。
主要要因として数えられるロシア-ウクライナ問題は、開戦から1カ月以上が経過しているにも関わらず、停戦の見通しが立ちません。経産省などは両国の争い激化からサイバー攻撃の増加を懸念してか、国内企業に特に警戒を呼び掛けています。
また、端末からメール情報を引き出すEmotetの拡大もより一層の勢いを見せています。企業や団体においては、サイバーセキュリティから目を離せない状況です。
参照不正アクセスによるメールアドレスの流出について/岡山県医師会