支援学校、授業風景撮影に使用のSDカードを紛失し発見できず|サイバーセキュリティ.com

支援学校、授業風景撮影に使用のSDカードを紛失し発見できず



富山県教育委員会は2021年9月7日、県立となみ総合支援学校で授業風景などを撮影するために使用していたSDカードを紛失したと、報道メディア向けに記者会見を開き説明しました。

県教委によると、SDカードの紛失が判明したのは2021年7月28日のことで、となみ総合支援学校が捜索を続けていたとのこと。ところが紛失判明から約5週間が経過しても発見に至らなかったため、2021年9月6日に警察に遺失届を提出しました。

県立となみ総合支援学校は2021年9月7日、保護者らに事実の公表を決断。メールで紛失経緯を説明し謝罪しています。

使用教員はデータ削除主張するも…

県教委の説明によると、紛失したSDカードは授業風景の撮影などに使用され、個人情報が含まれている可能性があるものです。
最後に使用した教員はデータの削除を主張していますが、県側は学校に情報管理に関する注意の文章を発出し、再発防止に努めるよう求めました。

なお、SDカードのデータは該当領域に新たにデータが上書きされない限り、復元可能性のある媒体です。過去には神奈川県で処分した媒体がデータ復元可能な状態で流出する事案があり波紋を呼びました。

参照生徒の映像等記録されている可能性…総合支援学校がSDカード紛失 7月発覚も発見できず6日警察に届け出


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