画像:札幌医科大学より引用
札幌医科大学はこのほど、10年前以上に紛失した大学関係者ら224名の個人情報を記録したUSBメモリが、何者かの手により北海道庁に送付されたと明らかにしました。
札幌医科大学によると、問題のUSBメモリは同大学に2004年~2006年にかけて勤務していた北海道職員が使用していたもので、内部には同大学に関わる学生や講師の氏名や住所などのデータが記録されていました。
このUSBメモリは2010年2月頃に紛失状態となり行方がわかっていませんでしたが、2020年7月に入り、何者かが北海道庁に郵送で送付。データを確認したところ、紛失していたUSBメモリと判明したとしています。
情報悪用は確認されず
札幌医科大学によると記事発表時点で、郵送されたUSBメモリの内部データが、第三者に悪用された形跡は確認されていません。
しかしながら、USBメモリが第三者の手に渡った可能性は高いことから、内部に記録されていた対象者に向け、不審なメールや電話が発生する可能性について言及。
また、今後は再発防止策を徹底し、情報流出への対策を強めていくとしています。