画像:株式会社コダマより引用
株式会社コダマは2021年3月18日、同社が運営していたオンラインショップ「コダマオンラインショップ」に対する外部からのサイバー攻撃が発生し、同社が保有する顧客クレジットカード情報1万219件が流出し、一部にカード情報が不正利用された可能性があると明らかにしました。
不正アクセスの原因は、オンラインショップの運営システムに内在していた脆弱性です。
発表によると同社は2020年7月23日、一部のクレジットカード会社よりカード情報流出の懸念について指摘を受け、翌日にオンラインショップの運営停止を決定。平行して外部調査機関を通じて調査を実施したところ、第三者がシステムの脆弱性を利用して同社サイトの決済機能を改ざんし、入力されたカード情報を盗み取っていた痕跡が見つかったとしています。
混乱を避けるため公表遅延
株式会社コダマによると、今回確認された不正アクセスの影響で、2019年6月24日~2020年7月28日にかけて同社サイトでカード決済した情報について、流出の可能性が生じています。
同社によると、流出情報にはカード名義人名やカード番号のほか、有効期限やセキュリティコードなどの情報が含まれているとのこと。このため、同社は流出懸念の生じているユーザーについて、個別に連絡する方針です。
なお、同社はカード会社から流出について指摘を受けてから公表までの間に半年以上が経過している点について、「混乱を避けるため」と説明。調査が不確定な段階では公表せず、混乱を最小限に食い止める準備を整えてからの公表が望ましいと判断しています。
対象となるユーザー | 対象期間 | 対象件数 | 対象の情報内訳 |
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オンラインショップで新規カード登録・登録変更をしたユーザー | 2019年6月24日~2020年7月28日 | 1万219件件 | カード名義人名・カード番号・カード有効期限・セキュリティコード |
参照コダマオンラインショップへの不正アクセスによる 個人情報流出に関するお詫びとお知らせ