画像:株式会社アクセルより引用
輸入販売専門会社の株式会社アクセルは2021年1月23日、同社が発信したダイレクトメールについて誤送信が発生し、宛先となった343件について顧客リストが流出したと明らかにしました。
発表によれば2021年1月23日、同社杉並店JEEPブランドから顧客のメールアドレスに向け、ダイレクトメールを発信しました。ところが、発信を担当した従業員が不注意により同社の顧客名簿を添付したまま送信したことにより、名簿が外部に流出する事象が起きたとのこと。
名簿には氏名、E メールアドレスの他、取引に関する情報などが記載されていたことから、同社は対象者全員に個別に連絡を取り、事情の説明と謝罪を進めている状況です。
求められる再発防止策
誤送信による情報流出事案は、日本国内の各企業で発生し続けている事案です。
誤送信事案の多くは宛先設定のミスや添付ファイルの取り違えなど、ヒューマンエラーと呼ばれる、人為的な要因により起きています。これらの流出情報は不正アクセスによる流出と比べ、悪用されるなどの可能性は低いと見られていますが、組織の信用低下などの影響が避けられない事案です。
このため、多く企業はヒューマンエラーへの対策として、複数人によるダブルチェック制などを取り入れています。メール送信時やウェブサイトの更新時に複数の確認を通すことで、流出を防ごうという動きです。