画像:自然科学研究機構より引用
大学共同利用機関法人の自然科学研究機構(NINS)は2020年8月26日までに、機構の分子科学研究所が開催する「第14回分子シミュレーションスクール」の関連メールにて誤送信が発生し、参加登録者のメールアドレス245件が流出したと発表しました。
NINSによると、誤送信メールは2020年8月21日に発生。担当者は誤送信に気付いていなかったのか2020年8月24日になって機構関係者から指摘が入り、誤送信が発覚しました。
誤送信の原因は、宛先設定の入力ミスです。担当者がスクール開催情報などを通知するため参加者らに一斉メールを送信する際、本来同報者のアドレスを隠す「BCC」で送信すべきでもあるにも関わらず、誤って「CC」で送信したことにより、アドレスの流出が発生したとしています。
確認体制の整備を実施
NINSは今回の事案をチェック体制の不備によるものと位置付け、再発防止に向けた対応を進めています。
具体的には、特に「BCC」の使用に焦点をあてた、メール送信前のチェック項目の見直しを実施。また、実際にメール送信業務を担う教職員らのセキュリティ教育を強化し、リテラシー向上を進める計画とのことです。
参照【重要なお知らせ】メール誤送信の発生について(お詫び)/大学共同利用機関法人自然科学研究機構