岐阜県教育委員会は2020年5月28日、教員採用試験の志願者らに案内を出す際にメール誤送信が発生し、志願者ら89名のメールアドレスが外部流出したと明らかにしました。
誤送信の原因は宛先欄の設定ミスです。岐阜県では外部メール送信時は、同報者間でのアドレス表示を防ぐため「BCC」欄に入力し送信するルールでしたが、送信業務を担当していた職員は操作ミスにより「TO」欄に入力し送信したため、送信先でアドレスが表示される事象が発生したとしています。
誤送信防止システムを利用するも、流出
岐阜県教育委員会では外部メールによる誤送信を防止するため、「誤送信防止システム」が導入されていました。ところが、今回岐阜県が発信したメールの宛先89件のなかには、誤送信防止システムの対象外となるアドレス14件が含まれていたため、これらの受験者らに対して、89件のアドレス流出が発生したと説明しています。
一連のインシデントを受け、岐阜県教育委員会は受験者ら89名に謝罪を実施。また流出先となった14名については、受信メールの削除を要請しています。