メール誤送信で作業員6,053名分のデータ流出|東京電力|サイバーセキュリティ.com

メール誤送信で作業員6,053名分のデータ流出|東京電力



画像:個人線量データ送信時における個人情報の誤送信について/東京電力ホールディングス株式会社より

東京電力ホールディングス株式会社は2020年4月13日、線量評価の必要性から福島第一原子力発電所に関係する業務に従事する他企業の作業員6,053名分のAPD線量値などを記録したデータをメール発信する際、誤送信を起こし外部流出が発生したと明らかにしました。

原因はメール送信業務を担った協力企業所属の従業員による確認ミスです。2020年4月7日、問題の従業員は発電所関係の業務を請け負う複数企業に所属する従業員のAPD線量値などをまとめて扱っており、これらを各企業に向けメールを送信する際、送信先とは別の企業に所属する従業員の個人線量まで送付してしまったとしています。

閲覧システムに切り替え誤送信防止へ

協力企業所属従業員による誤送信は、メールを受信した企業のうち、一部から指摘が入り発覚しました。

これを受けた東京電力ホールディングスは、直ちに調査を開始。その過程で誤送信の事実が判明したほか、データ仕分け時における手順相違や確認不足が判明したため、暫定措置として、メール送信時のチェック体制を強化すると表明しました。

合わせて、将来的にはメール送信による線量報告を廃止し、各企業が自社所属従業員の線量データを管理できる閲覧システムの構築計画を発表。恒久的な対策を実施し、流出を抑制する考えを示しています。

参照個人線量データ送信時における個人情報の誤送信について/東京電力ホールディングス株式会社


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