画像:お取引先様情報の流出についてのお詫びとご説明/株式会社道新サービスセンター引用元より
株式会社道新サービスセンターは2020年3月27日、同社の業務基幹システムの構築業務を委託先に所属する従業員が作業中にミスを起こし、同社が保有する取引先情報2万8,515件(うち個人情報1万5,599件)が外部閲覧可能な状態にあったと明らかにしました。
同社によると委託先企業の作業員Aがソフトウェア開発プラットフォームを利用して作業した際、誤操作からソースコードおよび取引先情報を外部閲覧可能な状態に変更したことにより発生。
事案は作業員Aが起こしたものですが2020年2月10日、委託先企業に所属する別の従業員Bが誤表示に気付きAに指摘したところ、Aおよび委託先企業は道新サービスセンターに報告しないまま、誤表示問題の修正を進めたとしています。
従業員が誤表示を察知、ログ検索により発覚する
インシデント発生当時、株式会社道新サービスセンターは誤表示問題を把握していませんでした。ところが2020年3月13日に入り、道新サービスセンターに所属する従業員が同社ホームページの誤表示による取引情報の流出を把握したため、委託先会社への連絡および、プラットフォーム上のログ調査に進展。これにより一連の経緯が発覚しています。
株式会社道新サービスセンターは、委託先企業から個人情報の誤表示に関する報告がなかった点について、「秘密保持契約に基づく報告はありませんでした」と指摘しています。また、再発防止策として、今後両社は作業フロー、情報保護およびセキュリティ教育の見直しを発表。合わせて、被害者らに謝罪を表明しています。
参照お取引先様情報の流出についてのお詫びとご説明/株式会社道新サービスセンター