
画像:International airline fined £500,000 for failing to secure its customers’ personal data/ICOより
イギリス国家の独立監督機関「Information Commissioner Office(ICO)」は2020年3月4日、香港の航空会社キャセイパシフィック航空による個人情報流出事案について英国データ保護法に基づき、罰金約7,000万円に相当する50万ポンドを課したと明らかにしました。
同インシデントは2018年10月に、キャセイパシフィック社が外部からのサイバー攻撃を受けたというもの。同社からの流出被害は、約86万件のパスポート番号や約24万5,000件のIDカード番号など膨大な量に及んだほか、一部クレジットカード情報にも流出の懸念が生じていました。
セキュリティ基準が処分理由
ICOはキャセイパシフィック社のセキュリティについて、国際的なセキュリティー基準を満たしていなかったとしています。ICOはインシデントによる英国人被害者数を約11万人と見積もっており、これが制裁金を科す引き金になった形です。
一方で、キャセイパシフィック社は制裁金についてコメントしておらず、現時点で不服を申し立てるものはないと見られています。
参照【香港】キャセイの情報流出、英で制裁金50万ポンド/Yahoo!ニュース
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- 3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
- 3-6.内部不正による情報漏洩
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