画像:2018 FIFA world cup russiaより
ロシアのプーチン大統領は2018年7月16日、各国の情報機関が集まる会議にて「ワールドカップロシア大会に際して大規模なサイバー攻撃が行われていた」と明らかにしました。
情報によると、サイバー攻撃は約2,500万回行われたとのこと。プーチン大統領は「犯罪を防いだ」と成果を語りました。
攻撃元は明かさず
ロシア政府は、サイバー攻撃の大部分はワールドカップに関連した、ロシアのネットワーク情報体制に対する犯罪行為だったとの見方を示しています。
しかしながら、同国は一連のサイバー攻撃の背後にいる存在について一切公表を行っておらず、どこまで把握しているのかは不透明な状況です。
東京オリンピックへの懸念が高まる
昨今、世界各国が注目するスポーツイベントでは、大きなサイバー攻撃が行われると囁かれてきました。
今回の事案はそれらを半ば照明した形であり、東京オリンピックでの懸念は一層高まりを見せています。運営組織はもとより、関係企業などにも攻撃の手が伸びる可能性は高く、より強固なセキュリティー体制が望まれています。
参照W杯期間中のロシアにサイバー攻撃2500万件、プーチン氏明かす/Yahoo!ニュース