スマホ複製し不正アクセス「クローンスマホ」で元交際相手を監視|サイバーセキュリティ.com

スマホ複製し不正アクセス「クローンスマホ」で元交際相手を監視



画像:テレビ朝日系(ANN)より

11月2日、「クローンスマホ」を利用して元交際相手に対して不正アクセスを行った容疑で、36歳の男性が警察により逮捕されました。容疑者の氏名は「山下元気」と判明しており、職業は自称カメラマンとのこと。

警察つの調べに対して、「元交際相手の動向を把握したかった」と供述しています 。

クローンスマホとは?

今回の事件は各メディアで大々的に報道されていますが、そもそも「クローンスマホ」とはどのようなものか?という方も多いのではないでしょうか。

クローンスマホを簡単に説明すると、対象となるスマートフォンのデータを他の記憶媒体にバックアップすることで、(内部データ上)同一の性質を持つ端末を生成することです。

  • LINEなどのメッセージを常時監視
  • FaceBookなどのSNSにクローン対象のアカウントでログイン

などなど、使い方によっては様々な悪用が可能です。

容疑者はブログやLINEに不正アクセス

警察の調査によると、山下元気容疑者は2017年8月頃から不正アクセスを継続していたとのことです。クロースンマホはユーザーのセキュリティー意識が低い場合、気が付かないうちに相当な期間が経過していることも多く、警戒すべき事案だと言えるでしょう。

なお、同容疑者は元交際相手のスマホを使って「クローン」を作成し、LINEやブログ等に不正アクセス行ったものと見られています。

<参照>
「クローンスマホ」作成で逮捕/フジテレビ系(FNN)

カメラマンが元彼女のスマホ“複製”し不正アクセス/テレビ朝日系(ANN)


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