システム設計時の不備で10年以上にわたり個人情報が漏えいしうる状態│国立大学法人京都工芸繊維大学|サイバーセキュリティ.com

システム設計時の不備で10年以上にわたり個人情報が漏えいしうる状態│国立大学法人京都工芸繊維大学



画像:国立大学法人京都工芸繊維大学より引用

国立大学法人京都工芸繊維大学は2025年9月11日、学務系の総合システムにおいて一部のファイルが外部から閲覧・取得できる状態になっていたことを公表しました。

同大によると、漏えいしうる状態は2011年のシステム導入時から続いていたとみられます。原因は設計上の不備によるもので、外部からアクセスできる構造になっていました。2025年8月7日に外部から「学内専用のファイルが閲覧可能になっている」との指摘を受け、発覚。同大は直ちにアクセスを遮断し、対象ファイルを削除ました。

漏えい状態の対象は掲示板システムや学生向けメール配信の添付ファイルなどです。学生や教職員、関係者を含む約2500人の氏名や学生番号、連絡先などの個人情報において、漏えいが懸念されています。ただし、同学は、これまでに不正利用の事実は確認されていないとしています。

大学は今後、再発防止策として全学的なシステム点検を実施。必要に応じて外部の専門機関の協力を得ながら改修を進める方針です。

参照個人情報が外部から閲覧・取得できる状態にあったことに関するお詫びとお知らせ|国立大学法人京都工芸繊維大学

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