ニッケ(日本毛織株式会社)不正アクセス被害で情報漏えい|サイバーセキュリティ.com

ニッケ(日本毛織株式会社)不正アクセス被害で情報漏えい



画像:日本毛織株式会社より引用

日本毛織株式会社は2025年9月10日、同社およびグループ会社のサーバーが第三者による不正アクセスを受け、社員や退職者、採用応募者、取引先顧客の個人情報が漏えいしたことを公表しました。

同社によると、2025年8月6日にユーザー管理サーバーで管理権限IDによる不審なログインが確認されました。2025年8月7日には社内複数のサーバーに脅迫文書が保存されていることが判明し、不正侵入が確定しました。同社はこのため、不正利用された管理権限IDを無効化、外部のセキュリティ企業に調査と対策を依頼するなどしましたが、2025年8月21日には窃取された情報の一部がダークウェブ上で閲覧可能になっていることが確認されました。

公表時点で判明している被害は、同社従業員やグループ会社の顧客情報です。グループ会社であるミヤコ商事株式会社において48件の氏名・住所・電話番号のほか、株式会社ニッケ・ケアサービスでは4件の氏名と写真です。顧客情報の流出については調査中で、全体の規模は数千件に上る可能性があるとのこと。なお、公表時点で二次被害は確認されていません。

ニッケ社は再発防止に向け、外部専門企業と連携したセキュリティ強化や警察への被害届提出を進めています。また、法令に基づき個人情報保護委員会に報告しており、通知対象者には順次個別案内を行う方針です。

参照当社システムへの不正アクセスによる個人情報漏えいについてのお詫びとお知らせ|日本毛織株式会社

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