「子どもがSNSで危険な書き込みをしていないか心配」「自社の社名や商品について誹謗中傷が投稿されていないか確認したい」「違法な情報がインターネット上に流れていないか監視したい」——こうしたニーズに対応する活動が「インターネットパトロール」です。
インターネットパトロールとは、インターネット上の公開情報を巡回・確認し、違法情報・有害情報・誹謗中傷・個人情報の無断公開・なりすましなどの問題を発見・報告・対処する活動です。警察や公的機関による通報受付・削除依頼・捜査対応から、学校・企業・個人向けの民間モニタリングサービスまで、さまざまな形があります。
本記事では、インターネットパトロールの目的・公的機関と民間サービスの違い・学校や教育機関向けサービス・企業向けの活用・SNS別のリスクと監視のポイント・保護者向けの対策・通報窓口・被害や注意事例・FAQまで解説します。
インターネットパトロールとは?
インターネットパトロールとは、SNS、掲示板、動画共有サイト、ブログなどインターネット上の公開情報を巡回・確認し、違法情報、有害情報、誹謗中傷、個人情報の無断公開、なりすまし、いじめ関連の書き込みなどを発見・報告・対処する活動です。
公的機関では、違法情報や犯罪に関係する情報の通報受付、警察への情報提供、サイト管理者等への削除依頼などが行われます。一方、民間サービスでは、学校名、企業名、商品名、役員名、個人名など特定のキーワードを設定し、問題のある投稿を早期に発見するための監視を行うことがあります。

インターネットパトロールの主な監視対象
| カテゴリ | 監視対象の例 |
|---|---|
| 違法情報 | 薬物・銃器等の売買に関する情報、詐欺サイト、違法な勧誘、マルウェア配布、著作権侵害コンテンツなど |
| 有害情報 | 自殺・自傷を誘引する情報、過激な暴力表現、青少年に有害な情報など |
| 誹謗中傷・いじめ | 個人への悪口、なりすまし、プライバシー侵害、学校や地域に関する悪質な投稿など |
| 個人情報の無断公開 | 住所・電話番号・顔写真・勤務先・学校名などの無断掲載、ドキシングなど |
| 企業・ブランドへの攻撃 | 根拠のない誹謗中傷、偽情報の拡散、フィッシングサイト、なりすましアカウントなど |
ダークウェブ監視や漏えいデータの監視は、一般的なSNS・掲示板のパトロールとは異なる高度な調査領域です。企業向けの一部サービスでは対応している場合がありますが、通常のインターネットパトロールとは分けて考える必要があります。
公的機関によるインターネットパトロール
警察庁・都道府県警察の対応
警察庁や都道府県警察では、インターネット上の違法情報やサイバー犯罪に関する通報・相談への対応、必要に応じた捜査、サイト管理者等への削除依頼などを行っています。
薬物・銃器等の売買、児童の性的被害につながる情報、詐欺、闇バイト募集、不正アクセス、マルウェア配布など、犯罪に関係する情報を見つけた場合は、警察や適切な通報窓口へ相談することが重要です。
インターネット・ホットラインセンター(IHC)
インターネット・ホットラインセンター(IHC)は、インターネット上の違法情報、重要犯罪密接関連情報、自殺誘引等情報に関する通報を受け付け、警察への通報やサイト管理者等への削除依頼などを行う窓口です。
- 対象:違法情報、重要犯罪密接関連情報、自殺誘引等情報など
- 役割:通報内容を確認し、必要に応じて警察やサイト管理者等へ情報提供・削除依頼を行う
- 利用方法:公式サイトから通報できる
違法・有害情報相談センター
違法・有害情報相談センターは、インターネット上の誹謗中傷、プライバシー侵害、名誉毀損、削除依頼などに関する相談を受け付ける窓口です。削除依頼の方法、投稿者への対応、プロバイダへの相談などについて案内を受けられます。
警察への通報が必要な犯罪性の高い情報と、削除依頼や相談が中心となる誹謗中傷・プライバシー侵害では、相談先が異なる場合があります。内容に応じて適切な窓口を選ぶことが重要です。
教育委員会・スクールネットパトロール
一部の自治体や教育委員会では、学校に関係するSNS投稿、掲示板、学校名を含む書き込みなどを確認し、いじめ、個人情報の無断公開、危険行為、自傷・家出の兆候などを早期に把握するための取り組みを行っています。
こうした取り組みは、自治体や教育委員会によって名称や実施範囲が異なります。導入状況は、学校や教育委員会に確認する必要があります。
民間のインターネットパトロールサービス
民間のインターネットパトロールサービスは、特定の学校、企業、ブランド、個人名、商品名などを対象に、SNSや掲示板などの投稿を監視するサービスです。公的機関では対応が難しい、個別の風評監視やブランド保護、学校向けの見守りに活用されます。

民間サービスの主な種類
| サービス種類 | 主な対象 | 内容 |
|---|---|---|
| 学校向けネットパトロール | 小中高校・教育委員会 | 学校名、生徒に関連する可能性があるSNS・掲示板投稿を確認し、いじめや危険行為の兆候を早期発見する |
| 企業向け風評監視 | 企業・ブランド担当 | 社名、製品名、サービス名、役員名に関する誹謗中傷、偽情報、なりすましアカウントを監視する |
| 個人向け被害監視 | 有名人・被害者個人 | 氏名、顔写真、個人情報の無断公開、誹謗中傷を確認する |
| 総合モニタリング | 官公庁・大企業 | SNS、掲示板、ニュースサイト、レビューサイトなどを横断的に確認し、定期レポートを提供する |
| ダークウェブ・漏えい情報監視 | 企業・組織 | 認証情報や機密情報が漏えいしていないかを確認する高度な監視。一般的なSNS監視とは別の専門領域 |
民間サービスの選び方のポイント
- 監視対象プラットフォームの範囲:X、Instagram、TikTok、YouTube、掲示板、レビューサイトなど、目的に合う範囲を確認する
- 監視頻度:リアルタイム、数時間ごと、1日1回など、必要な頻度に合っているか確認する
- 通知方法:問題発見時にメール、電話、チャット、ダッシュボードなど、どの方法で通知されるか確認する
- 対処支援の有無:発見だけでなく、削除依頼、証拠保全、法的対応の相談支援があるか確認する
- レポートの詳細度:定期レポートの内容、形式、投稿URL、スクリーンショット、傾向分析の有無を確認する
- 個人情報の取り扱い:監視やレポート作成で個人情報を扱う場合、プライバシー保護や社内規程との整合性を確認する
学校・教育機関向けインターネットパトロール
なぜ学校にインターネットパトロールが必要か
スマートフォンやSNSの普及により、児童生徒のコミュニケーションは学校外・オンライン上にも広がっています。教室では見えにくいSNSやグループチャット、匿名掲示板で、いじめ、誹謗中傷、個人情報の拡散、危険行為、自傷を示唆する投稿などが発生する場合があります。
教員や保護者がすべての投稿を把握することは難しいため、学校名や地域名、関連キーワードをもとに問題投稿を早期に発見する仕組みが役立つことがあります。
学校向けパトロールサービスの内容
学校向けのインターネットパトロールサービスでは、学校名、地域名、部活動名、行事名、生徒が使いやすいハッシュタグなどをもとに、公開範囲の投稿を確認します。
問題が疑われる投稿を見つけた場合、学校や教育委員会の担当者に通知し、必要に応じて聞き取り、保護者連絡、削除依頼、相談窓口への案内などにつなげます。
ただし、サービスによって監視対象、通知速度、対応範囲は異なります。導入時には、監視範囲、個人情報の扱い、誤検知時の対応、学校側の運用体制を確認することが重要です。
教育委員会との連携
学校単位ではなく、市区町村や都道府県の教育委員会が一括してネットパトロールサービスを契約する場合があります。複数の学校をまとめて確認でき、問題投稿を学校へ共有する体制を作りやすい点が特徴です。
保護者が導入状況を知りたい場合は、学校の管理職や教育委員会の情報担当、生活指導担当などに確認するとよいでしょう。
企業向けインターネットパトロール(風評監視・ブランド保護)
企業がインターネットパトロールを必要とする理由
企業にとって、SNSや掲示板上の投稿は、ブランドイメージや顧客対応に大きな影響を与えることがあります。誹謗中傷や偽情報、不審ななりすましアカウントを放置すると、被害が拡大する可能性があります。
- 誹謗中傷・偽情報への対応:根拠のない悪評や偽情報が拡散する前に早期に把握する
- なりすましアカウントの検知:自社ブランドや役員を騙るSNSアカウントを早期発見する
- フィッシングサイトの発見:自社名やロゴを悪用した偽サイトを見つける
- 情報漏えいの早期発見:社員が機密情報をSNSに誤投稿していないか、公開サイトや監視対象に自社情報が流れていないか確認する
- 炎上の兆候把握:投稿の急増やネガティブな話題化を早期に把握する
企業向けの主な監視項目
- 社名・ブランド名・製品名:誹謗中傷、偽情報、炎上兆候、なりすましの監視
- 役員・経営者の氏名:個人への誹謗中傷、なりすまし、プライバシー侵害の監視
- 公式SNSアカウント:乗っ取り、不審投稿、偽アカウント、DM悪用の確認
- フィッシングサイト:自社ドメインやブランドを模倣した偽サイトの検知
- 漏えい情報:公開サイトや一部の監視対象に自社の機密情報・認証情報が出ていないか確認
企業向けのインターネットパトロールは、発見するだけでなく、社内の広報・法務・情報システム・カスタマーサポートが連携し、対応方針を決めておくことが重要です。
SNS別のリスクと監視のポイント
| SNS・プラットフォーム | 主なリスク | 監視のポイント |
|---|---|---|
| X | 拡散速度が速い、炎上しやすい、なりすましや誹謗中傷が発生しやすい | 社名・商品名・役員名・ハッシュタグの監視、急増投稿の検知 |
| 画像・動画によるなりすまし、無断転載、ブランド毀損 | アカウント名・プロフィール・ハッシュタグ・画像の確認 | |
| TikTok | 動画でのいじめ、プライバシー侵害、危険行為の拡散 | 動画タイトル、説明文、コメント、関連ハッシュタグの確認 |
| YouTube | 動画での名誉毀損、著作権侵害、なりすましチャンネル、コメント欄での誹謗中傷 | チャンネル名、動画タイトル、概要欄、コメント欄の確認 |
| 掲示板・口コミサイト | 個人情報の暴露、根拠のない誹謗中傷、炎上の長期化 | スレッドタイトル、本文、口コミ、投稿日時、URLの記録 |
| Discord・コミュニティサービス | 公開サーバーでの誘引、グループいじめ、詐欺勧誘 | 公開情報や招待リンクの把握。ただし非公開空間の監視には限界がある |
SNSの仕様や利用規約は変わることがあります。監視対象や取得できる情報は、各プラットフォームの仕様、API制限、プライバシー設定によって異なります。
保護者が今すぐできる対策
フィルタリングサービスの導入
18歳未満の青少年がインターネットを利用する場合、青少年インターネット環境整備法により、携帯電話事業者などにはフィルタリングサービスの提供や説明などの義務が課されています。また、保護者にも、子どもが適切にインターネットを利用できるようにする責務があります。
各携帯キャリアやOSの機能を使い、年齢に応じたフィルタリングや利用制限を設定しましょう。
スクリーンタイム・ペアレンタルコントロールの設定
- iPhone:設定 → スクリーンタイム → コンテンツとプライバシーの制限
- Android:GoogleファミリーリンクやDigital Wellbeingなどの保護者向け機能
- ゲーム機・タブレット:年齢制限、課金制限、チャット制限、利用時間制限を確認する
子どもとのオープンな対話
フィルタリングや監視ツールだけに頼らず、「インターネット上で困ったことがあったら必ず話してほしい」と伝え、相談しやすい関係を作ることが重要です。
子どもが被害を受けても、叱られることを恐れて保護者に相談できない場合、被害が長期化・深刻化することがあります。監視よりもまず、困った時に話せる環境づくりが大切です。
学校のインターネットパトロールサービスの確認
子どもが通う学校や教育委員会がインターネットパトロールサービスを導入しているか確認することも有効です。PTA、学校説明会、教育委員会の窓口などで導入状況を確認できます。
未導入の場合は、保護者会やPTAから学校・教育委員会へ提案する方法もあります。
違法・有害情報の通報窓口一覧
| 窓口名 | 運営主体 | 探し方 | 対応内容 |
|---|---|---|---|
| インターネット・ホットラインセンター(IHC) | 一般社団法人セーファーインターネット協会 | 公式サイトで「インターネット・ホットラインセンター」と検索 | 違法情報、重要犯罪密接関連情報、自殺誘引等情報の通報 |
| 違法・有害情報相談センター | 総務省委託事業 | 公式サイトで「違法・有害情報相談センター」と検索 | 誹謗中傷、プライバシー侵害、削除依頼手続きなどの相談 |
| 都道府県警察サイバー犯罪相談窓口 | 各都道府県警察 | 各都道府県警察の公式サイトで確認 | サイバー犯罪の被害相談・通報 |
| 法務省の人権相談 | 法務省 | 公式サイトで「インターネット 人権相談 法務省」と検索 | ネット上の人権侵害、名誉毀損、差別的投稿などの相談 |
| 誹謗中傷ホットライン | 一般社団法人セーファーインターネット協会 | 公式サイトで「誹謗中傷ホットライン」と検索 | 誹謗中傷コンテンツの削除申告支援 |
犯罪性が高い情報や身の危険がある場合は、通報窓口だけでなく、警察や緊急相談窓口へ速やかに相談してください。
インターネットパトロールに関連する被害・注意事例2選
事例1:小学校教員のSNS投稿が拡散し、個人情報が含まれる画像が問題に
教育機関におけるSNS投稿のリスクを示す事例として、仙台市の市立小学校で発生した事案があります。サイバーセキュリティ.comの記事では、太白区内の市立小学校に所属する教員が、所属する学校名と教員1名の氏名を含む職員会議用のパソコン画面をスマートフォンで撮影し、SNSに投稿したことが紹介されています。
投稿後、第三者によって当該投稿のスクリーンショットがSNS上で広く共有され、一部では不正確な情報の流布も見られたとされています。SNSでは、投稿者が削除してもスクリーンショットや転載によって情報が拡散し続ける可能性があります。
学校や教育委員会では、児童生徒だけでなく、教職員のSNS利用ルール、個人情報を含む画面・資料の撮影禁止、投稿前確認、問題投稿を早期に把握する仕組みを整えることが重要です。インターネットパトロールは、学校名や関連キーワードを監視し、拡散の兆候を早く把握するための補助的な手段になります。
事例2:役員のXアカウント乗っ取りで不審DM・投資関連投稿が発生
企業向けインターネットパトロールでは、社名・役員名・公式アカウント・ブランド名を監視し、不審な投稿やなりすましを早期に把握することが重要です。サイバーセキュリティ.comの記事では、株式会社ミズカラの役員Xアカウントが第三者による不正アクセスを受け、乗っ取られた事例が紹介されています。
被害を受けたアカウントでは、利用者に対する不審なダイレクトメッセージの送信や、同社の事業とは関係のない株式・投資に関する投稿が確認されています。役員や公式アカウントの乗っ取りは、顧客やフォロワーを詐欺サイトへ誘導したり、企業の信用を損なったりするおそれがあります。
企業では、公式アカウントや役員名を定期的に監視し、不審投稿・なりすまし・偽アカウントを早期に検知できる体制を整えることが重要です。発見後は、アカウントの保護、プラットフォームへの通報、顧客やフォロワーへの注意喚起、証拠保全を速やかに行う必要があります。
よくある質問(FAQ)
Q. 子どもがSNSでいじめを受けているか確認するにはどうすれば?
まずは、子どもと信頼関係を築いた上で、直接話を聞くことが大切です。いきなりスマートフォンを取り上げたり、投稿内容を一方的に責めたりすると、子どもが相談しにくくなる場合があります。
子どもが話してくれない場合でも、急に元気がなくなった、学校へ行きたがらない、スマートフォンを見ると表情が変わる、睡眠や食欲が乱れるなどの変化があれば注意が必要です。
深刻ないじめや脅迫、個人情報の拡散が疑われる場合は、投稿のスクリーンショットやURLを保存し、学校、教育委員会、警察、相談窓口へ早めに相談してください。
Q. ネット上の誹謗中傷を削除してもらうにはどうすればいい?
まず、該当するSNSやサービスの「報告」「通報」「削除申請」機能を使って削除を依頼します。削除依頼を行う前に、投稿URL、投稿日時、アカウント名、スクリーンショットなどの証拠を保存しておくことが重要です。
プラットフォームが対応しない場合や、悪質性が高い場合は、違法・有害情報相談センター、弁護士、警察などへ相談します。投稿者の特定が必要な場合は、発信者情報開示請求などの法的手続きが必要になることがあります。
Q. インターネットパトロールサービスと、SNSの通報機能はどう違う?
SNSの通報機能は、問題のある投稿を自分で見つけた後に使う機能です。一方、インターネットパトロールサービスは、あらかじめ設定したキーワードや対象に基づき、投稿を継続的に確認し、問題が疑われる投稿を発見した場合に通知する仕組みです。
自分では気づきにくい書き込みや、複数のSNS・掲示板にまたがる投稿を効率的に把握できる点が違いです。ただし、監視できる範囲には限界があり、非公開アカウントやクローズドなグループ内の投稿まですべて確認できるわけではありません。
Q. 学校でインターネットパトロールサービスを導入するには?
多くの場合、学校単独ではなく、市区町村や都道府県の教育委員会が一括して導入するケースがあります。まずは学校の管理職、生活指導担当、教育委員会の情報担当などに、現在の導入状況を確認してください。
保護者会やPTAから、ネットいじめや個人情報拡散への対策として導入を要望する方法もあります。導入時には、監視対象、個人情報の取り扱い、通知後の対応フロー、保護者への説明方法を確認することが重要です。
Q. 企業がインターネットパトロールサービスを導入する際のコストは?
費用は、監視対象、監視頻度、対象プラットフォーム、通知方法、レポート内容、削除依頼や法的対応の支援有無によって大きく変わります。
簡易的なキーワード監視であれば比較的低コストで始められる場合がありますが、24時間監視、ダークウェブ監視、多言語対応、証拠保全、専門家による分析レポートなどを含めると費用は高くなります。複数社から見積もりを取り、監視範囲と対応内容を比較することが重要です。
まとめ
インターネットパトロールとは、SNS、掲示板、動画サイト、ブログなどを巡回・確認し、違法情報、有害情報、誹謗中傷、個人情報の無断公開、なりすましなどを発見・報告・対処する活動です。警察、IHC、違法・有害情報相談センターなどの公的な窓口と、学校・企業・個人向けに特化した民間サービスがあります。
学校向けでは、いじめ、個人情報の拡散、自傷・家出の兆候などを早期に把握するために活用されます。企業向けでは、誹謗中傷、偽情報、なりすましアカウント、公式アカウント乗っ取り、フィッシングサイトなどの早期発見に役立ちます。
ただし、インターネットパトロールは万能ではありません。非公開アカウントやクローズドなグループ内の投稿、削除済みの投稿、暗号化された通信などは確認できない場合があります。監視とあわせて、SNS利用ルール、従業員教育、保護者と子どもの対話、通報窓口の活用、証拠保全、法的対応の準備を組み合わせることが重要です。
違法・有害情報を見つけた場合は、IHC、違法・有害情報相談センター、都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口、法務省の人権相談など、内容に応じた窓口へ相談しましょう。早期発見と適切な対応が、被害の拡大を防ぐための重要なポイントです。




























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インターネットパトロールは、「街の見回り」のデジタル版のようなものです。街のパトロールが危険な場所、不審な行動、落書きなどを見つけて報告するように、インターネットパトロールはSNS・掲示板・動画サイトなどを確認し、有害な書き込み、違法情報、いじめにつながる投稿、個人情報の無断公開などを発見します。人による確認と、自動監視ツールを組み合わせて行われることもあります。