いよいよ今週半ばからは、お盆にあわせて夏期休暇に入る企業も多いでしょう。夏期休暇や冬期休暇、ゴールデンウィークなどの長期休暇になると気をつける必要があるのが、期間中のコンピュータ等の扱いです。
長期休暇になるといくつかの対策がありますが、これを休暇期間前、休暇期間中、休暇期間後の3つに分けて考えてみましょう。
休暇期間前には確認作業を行おう
1 休暇期間中の機器の対応検討
- サービス停止のスケジュール
- 再開スケジュール
2 休暇期間中の体制の検討
- 1で策定したスケジュールをどういった体制で実施するか
- 休暇期間中に緊急事態が発生した場合の連絡体制と具体的対応
3 上記の周知
- 関連部署、社員への周知
- 一度ではなく複数回伝達を行うことで、漏れを防ぐ
4 不要なシステムの停止
- 休暇期間中に使用することのないシステムの停止
(各システムが連携している場合もある為、事前に確認) - システム毎の停止順等に注意
休暇期間中は万一の事態に備えよう
緊急事態の発生に伴い、確実に連絡網を実施出来るようにしておくこと、そして万が一の事態発生時はすみやかに対応を行うことが重要です。障害発生時は休暇期間終了時までに確実に回復させておくことが必須です。
休暇期間終了時にはメンテナンスを実施しよう
1 システムメンテナンスの実施
下記に挙げるようなメンテナンスを行っておきましょう。
- 不具合の解消
- ソフトウェアの更新
- ウィルス定義の更新
これらは日頃は止められないシステムのため、このタイミングで実施するわけです。
2 システムの起動とサービス開始
システムを起動させ、サービスを開始します。
3 各種障害への対応
サービス再開に伴う障害発生をシステムログ等で確認し、適宜対応した上で最終的に正常サービスの提供となります。
おわりに
長期休暇への情報システムへの対応は以上が大きな流れとなります。長期休暇時における個々人の端末などへの対応や啓蒙は別途必要ですが、これらはまたの機会に説明したいと思います。